面接で何を聞かれるか不安です。どのような準備をすればよいですか?

A:抽象化と具体化、垂直質問と水平質問、を意識してください。

例を挙げて説明します。

まず、自分が言いたいことを1つ思い浮かべましょう。
例えばそれが、
「自分の強みは、人を巻き込む力がある」だったとします。
 

具体化をする質問

過去を振り返って、実際に人を巻き込んだ経験(エピソード)を思い出します。
これが具体化。

・どのような行動をして巻き込んだのか?
・どんな工夫をしたのか?
・何が大変だったか?どうやって乗り越えたか?
・何を学んだか?

といったことを、どんどん具体的に考えていきます。
 
 

抽象化をする質問

次に抽象化をする質問です。

・「人を巻き込む」ために大切なことは?コツや秘訣は?
・人を巻き込める人と巻き込めない人では何が違うのか?
・なぜ自分は「人を巻き込む」ことができるのか?

といったことを考えてみましょう。

このように、ある主張に対して具体化⇔抽象化を意識して考えを深めることを「垂直思考」、そのための質問を「垂直質問」と言います。
 

水平思考をするための質問

こんどは思考を横に広げていきます。

キーワードは、

「他には?」

・他に「人を巻き込む力」を発揮したエピソードはありますか?
・「人を巻き込む力」があると感じたのは、いつ頃からですか?
・「人を巻き込む力」以外にも、長所はありますか?

といった質問に対して、答えを考えていきましょう。


ここまでお伝えしたことを図にまとめると、こんな感じになります。

ここからは余談ですが、
社会に出て成果をあげている人に、

「優秀な社会人の条件って何ですか?」

と聞くとかなりの確率で、
「具体と抽象を行ったり来たりできる人」という回答が返ってきます。

つまり面接でも、具体化能力と抽象化能力の高さをアピールできれば、自ずと評価も高くなります。
 

 

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