最近どの企業の方と話をしていると、
「最近の若者は自分のアタマで考えられない」
「分からないことがあると、すぐに答えを聞きに来る」
などと言われることがあります。
これは業界に関わらずどの企業でも。驚くほどの一致率です。
(ま、おそらく今に始まったことではなく、いつの時代も「最近の若いヤツは自分で考えない(怒)」って言われてきたんだろうな、と思いながら聞いてますが…)
そんな、どの企業にとっても大事な活躍のための必要条件、
「自分のアタマで考えられる」
というのは一体どういうことなのか?
また、面接でどうやって見抜かれるのか?
について考察してみました。
「自分のアタマで考えられる」とはどういうことか?
これは分かりやすくいうと、
仕事で分からないことに直面した際に、
「わかりません、どうしたらいいか教えてください」
というタイプと、
「わからないので自分なりに考えてこうしようと思うのですがいいですか?」というタイプの違いです。
もちろん後者が「自分のアタマで考えられる人」で、前者がそうでない人。
ではなぜこの違いが多くの業界、多くの会社で重視されるかというと、
「自分のアタマで考えられる人」とそうでない人とでは、
成長のスピードが圧倒的に違い、
任せられる仕事の質・量に圧倒的な差が出るから。
ということになります(下記の図を参考にしてみてください)。
【図:仕事で成長する人のスパイラル】
(参考:仕事で成長できない人のスパイラル)
従って改めて定義をすると、
「自分のアタマで考えられる人」
=「分からないことに対して、主体的に考え、前進できる人。」
と言うことができます。
面接の場でどうやってチェックされるのか?
「自分のアタマで考えられる学生かどうか?」
をどうやって見極めるのか?
面接官の立場に立つと、聞き方は大きく分けて2通りあります。
一つ目は学生時代のエピソードから、「自分で考えて主体的に努力したこと」の内容をよく聞くこと。
そしてもう一つは、
「当社でどのように活躍できるか教えてください」
という質問です。
・・・
そんなん知らんがな。。。
入社してみないとわからないし。。。
それを見極めるのがあなた(面接官)の仕事ですよね。。。
が学生の本音でしょうし、どれも間違っていません。
というより、その通りです。
本当に活躍できるかなんて、厳密には入社して仕事してみないとわかりません。
だから入社前の時点で、「どのように活躍できるか?」なんて、就活生には(そして面接官にも)「分からないこと」なのです。
・・・
お気づきでしょうか?
「分からないこと」
だからこそ、
それを「分かりません」で思考停止してしまうか、それとも
分からないなりに、
・インターンやネットやOBの情報だとこんな仕事をするようだ
・だとすると自分のこんな能力や適性が活かせるかもしれない
・それに何があっても諦めない覚悟はできている
・となると自分はこんな感じで活躍できるのではなかろうか?
といったように何かしら仮説を立て、考えを進められるか。
これにより、その学生の、
「分からないことに対する向き合い方」つまり、
「自分のアタマで考えられるかどうか」
が判断できるというわけです。
以上、参考にしてみてください。
これから面接が増えてくる時期ですね。
就活生のみなさん、Good luck!!!!
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