Q4:大手企業とベンチャー企業とどちらが転職しやすいですか?

A:結局のところ、人それぞれです。

大手であろうとベンチャーであろうと、頑張って実力をつけて市場価値を高められる人もいれば、そうでない人もいます。
(ちなみに転職市場では前職のネームバリューはほとんど役に立ちません、単純に実力勝負です)

とは言え「人それぞれ」では答えになっていないので敢えて語弊を恐れずに言うと、
大手からベンチャーへは、その逆に比べて、「転職しにくい」と言えるでしょう。


理由を以下に挙げます。

①看板の力>個人の力(主に営業職)
大手企業にはネームバリュー=「看板の力」があります。
この「看板の力」は特に営業において効果絶大で、名前も知らないベンチャー企業よりもはるかに有利に営業を進めることができます。
従って、看板の力に頼ることができないベンチャー企業で努力して実績を上げてきた営業マンは、大手企業で同じだけの実績を上げてきた人と比べ、個人としての営業力(=市場価値)は遥かに高いものが身につきます。

②ジョブローテーションで専門性が身につかない(主に総合職)
大手企業の総合職ではジョブローテーションで数年ごとに違う仕事をするため、「自分はこの分野のプロフェッショナルです」という専門性が身につきにくい傾向にあります。
たまに、「大手は教育研修制度が整っているので専門性が身につくと思います」という意見も聞きますが、「研修で身につくもの」とは言い換えれば「研修さえ受ければ誰でも身に着けられるもの」なので、市場価値の源泉にはなり得ません。

③給料が市場価値に対して高い
上記のような理由で市場価値がつきにくい一方で、大手企業では給料は順調に上がっていくことも多く、転職する際に提示される給料が今より下がってしまうケースがほとんどです。
そうなるとせっかく内定をもらっても、「給料を下げてまで転職するのはちょっと…」と、転職を思いとどまる人も多いのです。

以上3点理由を挙げましたが、これはあくまで総論です。最も大切なことは最初にお伝えした通り、
「入社した後、与えられた環境で弛まず努力すること」です。どんな環境でも諦めない人に、おのずと次の道は拓けます。
 
 

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