今回は自己分析の中の、現在分析、
今の自分の興味や関心を改めて振り返ることで、
「仕事として何に携わりたいのか?」
を、明らかにしていきます。
STEP① 情報収集
以下の項目(問い)について一つずつ考え、ノートに書き出していきましょう。
1.研究内容や、好きな科目は何?
2.趣味・特技は何?
3.おカネを払ってでもやりたいことは何?
4.気になっている社会問題は何?
5.昔ハマっていて、心のどこかで気になっていることは何?
6.就活をして、興味を持ったこと、やってみたいと思ったことは何?
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項目ごとに説明をする前に、このワークをやるにあたっての大切なルールを一つ言っておきます。
それは、
☆気楽に書くこと
☆「仕事」を意識しないで書くこと
このワークの目的は、自分の興味関心の「種」を探すことです。いろんな方法で自分の「興味関心情報」を収集することが大切です。
(過去分析の記事でも述べましたが、まずは「情報の収集」から。「情報の分析」はSTEP②で。)
なのでいったん、「仕事」「就活」ということは無視して考えましょう。
つまり、
「これは仕事にならないしなぁ」
「これではおカネ稼げないしなぁ」
と言ったことを気にする必要はありません。
「漫画」でも「ディズニー」でも、気にせず出していきましょう。
それでは、項目ごとに簡単に見ていきます。
1.研究内容や、好きな科目や学問/2.趣味・特技
これらは特に説明する必要もないでしょう。該当するものを出して、ノートに書いていきます。
3.おカネを払ってでもやりたいこと
勉強はどの科目も好きじゃない、でもこれといった趣味・特技もない。という場合は、
「自分は何にお金を使っているか?」ということを考えてみましょう。
ファッション/ゲーム/お酒…
何でもいいのです。
4.気になっている社会問題
日本の競争力低下/格差問題/温暖化…
現代社会には解決すべき問題が溢れています。特に自分が興味を持っているものがあるのなら、書き出していきましょう。
5.昔ハマっていて、心のどこかで気になっていること
「三つ子の魂百まで」と言いますが、
幼少期にハマったもの、そしてある時期からなんらかの理由でやめてしまったもの
の中には、自分が心から好きなものが潜んでいることがあります。
完全に諦めたり興味が無くなったものであれば書く必要はありませんが、まだどこか、心の奥底で気になっているものがあれば、書き出してみましょう。
6.就活をしていて、興味を持ったこと、やってみたいと思ったこと
これは非常に大切です。
なぜなら就活で出会った「興味の持てそうなこと」「やってみたいこと」というのは、もちろん仕事に直結するからです。
「やりたいことが見つかりません」という人の多くが、この項目を検討し漏れているか、そもそもいろんな企業のいろんな仕事の話を聞いていない、という経験則が成り立ちます。
STEP② まとめる
次に、STEP①で自分で書き出したものを眺めて、
「仕事として携わるのはアリ?ナシ?」
という観点で選別をしていきましょう。
結果、「アリ」として残るのが1つだけである必要はありません。絞りすぎてしまうと選択肢が無くなってしまうので、3つ以上はあった方がいいです。
注意点を3つお伝えします。
注意点1.気楽に考える。「一生かけてやりたいもの」なんて見つからない
よく、就活のお悩み相談をしていると、
●本当にやりたいことがわからない。
●一生かけてでもやりたいことがわからない。
と悩んでいる方に出会います。
言っておきますが、
そんなものは見つからないですよ(笑)
就活では。
プロ野球選手やプロ棋士など、幼いころから一つのことをやり続けてきたごく少人数の人を除いて、大半の人は、人生において興味・関心のあることが何度も変わります。何かに興味・関心を持って取り組んでいるうちに、次のやりたいことが芽生えてきます。
それが普通のことです。
「一生それをやり続けたいか?」とか言われても、確信なんて持てるはずがありません。
「当面(例えば1,2年くらい)は少なくとも興味続きそうだな」レベルでいいです。
注意点2.携わりたいか?で考える。
例えば、
「昔から音楽に興味がある、でもプロミュージシャンの道は完全に諦めた」という場合。
ミュージシャン以外にも、音楽に携わる仕事はたくさんあります。
プロミュージシャンになれないからと言って、音楽の仕事を諦める必要はありません。
「ミュージシャンではなくても、何かしら仕事として音楽に携わりたいか?」
と考えて、アリかナシかで考えましょう。
注意点3.余計なことは考えない
今回やるべきことは、自分の興味関心から、「仕事として携わるのはアリ?ナシ?」を考えることです。
この時点で、
「いや、でもこの業界は低賃金だからなぁ」
「こういう仕事は向いてないからなぁ」
などを考慮に入れる必要はありません。
なぜならそれらは、過去分析、未来分析、でどうせ検討することだからです。
だから今は、余計なことは考えず、「仕事として携わるのはアリ?ナシ?」ということだけを考えましょう。
以上、
これらの検討の結果出来上がった、
「仕事として携わりたいリスト」
これが、自己分析ー現在分析のアウトプットになります。
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