◆通りやすいESを書くための3つの大原則(その2)

前回同様、まずはこのESを見て、突っ込みどころを考えてみましょう。

Q : あなたが当社を志望する理由を教えてください。

A : 自分は、今後社会や企業がどのように変化したとしても、自立して生きていけるような人間になりたいと思っています。なぜなら、最近は伝統的な大企業が経営難に陥るケースやAIによってそれまで人間がしてきた仕事が代替されるなど、大きな変化が生まれつつあるからです。
その中でも、就職活動において多くの企業を見ていくなかで、「ITの成長」というワードをどの企業さんでも耳にし、ITに関する能力、具体的にはシステムの要件定義や設計などの能力を身に着けたいと思い、御社を志望しました。

どうでしょう?なかなかよくかけていると思いましたか?

今回お伝えしたい第2の原則は、
「結論をはじめに書く」
ということです。

上のESで、直接的に志望理由になっている部分はどこか?それは下の赤字の部分です

A : 私は、今後社会や企業がどのように変化したとしても自立して生きていけるような人間になりたいと思っています。なぜなら、最近は伝統的な大企業が経営難に陥るケースやAIによってそれまで人間がしてきた仕事が代替されるなど、社会に大きな変化が生まれつつあるからです。
その中でも、就職活動において多くの企業を見ていくなかで、「ITの成長」というワードをどの企業さんでも耳にし、ITに関する能力、具体的にはシステムの要件定義や設計などの能力を身に着けたいと思い、御社を志望しました。

「ITに関する能力、具体的にはシステムの要件定義や設計などの能力を身に着けたい」
だから、
御社を志望したわけですね。

であればそれを最初に書きましょう。そしてそのあとに、「そう思うに至った経緯」「そう考える根拠」を書くべき。

何度も言うように、「ESをみる選考官には時間がない」と思った方がいい。

結論が最初に来ていない文章だと、
「何を言いたいのかわかりにくい文章だなぁ、ということはビジネスの世界でも説明がヘタクソなんだろう、はいNG。」
となってしまいますよね。

参考までに、
ビジネスシーンでよく使われている文章の書き方で、「PREP法」というものがあるので、ご紹介しておきます。

PREP法

このように、ビジネスの世界で書かれている報告書や連絡の多くは、
(=したがって皆さんが書くESの書き方も)

「結論を最初に書く」

ということを、
覚えておきましょう。

この記事のまとめ

ES第二の原則は、
「結論を最初に書く」
こと。
起承転結ではありません!

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