◆志望動機…何を見られているのか?

今回は、志望動機。
いろんな企業で使い回すわけにもいかず、エントリー数を増やせば増やすほど就活生に重くのしかかる志望動機について、解説していきます。

志望動機は、何を見られているのか?

答えを簡単に言うと、

・企業へ入社したいと思っているか?
・(その企業に入社したとして)モチベーションを持って働いてくれるか?


ということですね。
どんなに頭が良くて優秀でも、
「絶対入社する気ないじゃん」という学生を通す意味はないし、
「たとえ入社したとしてもモチベーションが上がらなさそう」な学生は採用したくありません。

加えて、上記の2点を説明する大前提として、

・その企業のことを正しく理解している

ことが大切なのは言うまでもありません。

いくら
「御社に入社したい!」
「御社ではモチベーション持って働きます!」
と言っても、企業のことを誤解していては意味がないですからね。

従って、
志望動機を書くためには企業のことをよく調べて、正しく理解することが必要である。
だから、
志望動機は、手間がかかる。

とまぁ、こういうことです。

さて、
一点補足します。
・企業について正しく理解していて、
・会社に入社したいと思っている
ことを伝えているにもかかわらず、
落とされてしまうケースがあります。

それは、

・会社に対する貢献の意思があるか?

ということ。

例えば、
志望動機がすべて福利厚生や教育制度ばかりだった場合、
「うちに確かに入りたそうで会社の理解も間違ってないのだけど、ちゃんと仕事で会社に貢献してくれるの?」
と思われてしまう危険があります。

例を挙げておきましょう。

私が御社を志望する理由は3点あります。1点目は留学制度です。私は将来海外で学びたいという夢があり、それが御社でなら実現できると考えました。2点目は研修にかなりコストをかけられている点です。これにより、幅広いスキルを効率的に身に着けることができると思います。3点目は豊富な福利厚生プランです。御社でなら、充実したワークライフバラスを実現できると考えております。

いかがでしょうか?

民間企業は利益を出さないと、長期的に存続することはできません。
「お給料を払うわけだから、ちゃんと利益貢献してくれる意思はありますよね?」
これは志望動機以前に、就職をするにあたっての基本姿勢が問われていると言ってもいいですね。

注釈1:
会社への「貢献」と書きましたが、これは何も
人生のすべてを会社に捧げよ。
「給料が少ない」だの「残業が多い」だの言わず、滅私奉公せよ。
言いたいわけでは全くありません。
自分の人生を豊かに幸せに過ごすために、会社に正当な対価(リターン≒給料)を求めることは当然のことです。だからこそ、給料分くらいは会社に対して貢献をする、という意識は最低限持っておきたいですね。
(本当のことを言うと、企業が一人の学生を採用して育成をするコスト、給料以外に福利厚生や社会保険にかかるコストは相当のものです。経営者としては、給料の2倍分くらいは稼いで欲しいところなのです。)

注釈2:
志望動機に留学制度や研修制度を書くことを全否定しているわけではありません。
「志望する理由の一つは充実した研修制度です。これによりスムーズに仕事を覚えることができ、より早く一人前になり、会社の業績に貢献できると思うからです。」と書けると大分印象は変わります。
大切なのは、「貢献しようとする意思はあるか?」ということです。

この記事のまとめ

【志望動機は何を見られているのか?】
①企業へ入社したいと思っているか?
②入社した場合、モチベーションを持って働いてくれるか?
③企業に利益貢献をしてくれる意思が感じられるか?
*その前提として、企業理解は必須!

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