【面接】「企業選びの軸」に関する質問は2タイプしかない

あらためて、「企業選びの軸」とは何か?

企業選びの軸とは何か?
それは自分と企業をつなぐもの。
「自分に合っている企業の条件」と言ってもいいでしょう。

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不動産屋で家を探す際の、
・駅から15分以内で
・2LDKで
・風呂トイレ別
と言った条件だと考えると分かりやすいかもしれません。
   

   

軸で聞かれる質問の、2つの方向性

さて、この「企業選びの軸」に関して面接で聞かれる質問は、大きく2つの方向性に分かれます。

質問の方向性①
「なぜ、その軸があなたにとって重要なのか?」
どのような理由でその軸を選んだのか?つまりあなた自身のことを聞く質問です。

この手の質問の答えは、自身の過去・現在・将来についての自己分析から導き出されます。もう一度見直しておきましょう。

過去の経験に基づく軸の例】
=こういう仕事が自分に向いている、こういう環境が自分に合っている

今の興味・関心に基づく軸の例】
=この分野に興味がある、今も研究をしている

将来の展望・あこがれに基づく軸の例】
=こんな仕事をしてみたい、あの人のようになりたい、こんな暮らしがしたい

◆質問例
・軸は、「いろいろな業種に関われる」とのことですが、なぜいろいろな業種に関わりたいのですか?
・軸は、「理念に共感できる」とのことですが、仕事内容よりも理念の方が重要なのはなぜですか?
 

次に、質問の方向性②
「その軸に合致するのはどんな企業か?」
図にするとこんなイメージです。

この方向性②の質問はさらに2つのタイプの質問に分けることができて、
1つ目は、
軸を明確化する質問です。「軸が抽象的であるためにどんな企業が合うのかわからない」もしくは「当てはまる企業が多すぎて自社が合っているのかよくわからない」と感じられてしまった場合にされる質問です。

例を挙げると、
・軸は「自己成長」とのことですが、あなたにとって成長とは何ですか?どんな企業であれば、成長できると思いますか?
・軸は「人が自分と合う」とのことですが、ではどんな人が多い企業だといいのですか?
・軸は「IT」とのことですが、ITに触れられさえすれば、どこでもいいのですか?
といった質問です。

2つ目ですが、
いかに詳細な軸を設定しても、どの企業が合致するかどうかが就職活動を通して検証可能でなければいけない。ということから、

「その軸に合っているか否か、どのように確かめますか?」というのが次にあり得る質問です。

こちらも例を挙げると、
・軸は「仕事にやりがいを持って働いている人が多い」とのことですが、どうやって判断するのですか(数人に合っただけで判断できますか)?
・軸は「若くして裁量が与えられる」とのことですが、裁量が与えられる会社かそうでないかはどうやって判断できますか?
といった質問です。

以上、まとめると、このような形になります。

今回いくつもの面接官の質問例を出しましたが、それについての回答は、ご自身で考えてみてください。
この手の質問に対しては、「(就活生が)いかに自分に納得して話しているか?」「深いところまで思考が通せているか?」が重要なので、付け焼刃的に回答例を暗記してもどうにもならないからです。

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