◆ガクチカチェックポイント②③・・・行動は「具体的」か?/それは誰の努力か?

チェックポイント②

行動は「具体的」か?

以下のESを見てみましょう。

そこで私は、やる気のない後輩に対して目的意識の共有の場を設け、ひとりひとりに寄り添って熱心にコミュニケーションを取りました。また練習のプロセス管理を徹底的に行い、改善点を洗い出してPDCAサイクルを回しました。

確かに行動について書かれているようですが、「具体的か?」と言われると疑問符が付きます。

選考官からすると、
「で、結局のところあなたはどんな行動をしたんでしたっけ??」
と聞きなおしたくなってしまうようなガクチカです。

せっかく自分の行動について書いたつもりでも、これでは意味がありません。
どんな行動を、どのくらい行ったのか、
読み手にイメージしやすい文章を書くようにしましょう。

参考⇒具体的に書くとは?

チェックポイント③ 

それは誰の努力か?

努力についてはたくさんかけている。
でもそれはチームとしての努力であって、あなた自身がどれほど頑張ったのかがよくわからない。
というガクチカもよく見かけます。

ゼミの課題で、チームでプレゼンを作成したことだ。最初はチームメンバーがそれぞれ自分のパートのプレゼン資料を作成し、前日にそれをつなぎ合わせて発表資料を作っていたため資料の見た目がバラバラで「わかりにくい」と指摘をされてしまった。
そこでチームメンバーと話し合い、発表の3日前までに全員の資料を集めて統一した形式の一つのプレゼン資料にまとめることにした。発表の3日前という期日に一人も遅れることなく資料を作り切るのは大変であったがチームで共有のタスク管理ツールを用いて期日漏れを防いだ。結果誰の目にもわかりやすい資料を作ることができ、学科の5チーム中で最も高い評価を得ることができた。

チームとしてはいろいろと試行錯誤をして努力していることがうかがわれますが、
面接官が知りたいのは

チームの中での“あなたの”努力です。

従って、もしあなた自身が努力をしているのであれば、それがわかるように書きましょう。

例えば、
「発表の3日前までに全員の資料を集めることを提案した。
「全員分の資料を私の元に提出してもらい、それを2日間かけて統一した形式の資料にまとめた。
「タスク管理ツールの導入を提案し、それでも間に合わない人に対して毎回根気強くリマインドの連絡を行った。
など、自分が行った努力だとわかるような書き方をしましょう。

逆にもし、
チームとしてはよく取り組んでいて結果も出ているが、自分は個人としてはあまり努力しなかった場合、
そのエピソードをガクチカで書くのはおススメしません。
エピソード自体を変える必要があります。

なぜなら上記のように、個人の努力がよくわからないESになってしまうし、万が一、運よくES選考を通過したとしても、面接で、
「で、あなたは何を行ったの?」
「どうしてそれを行おうと思ったの?」
ということを問いただされて、努力していないことがバレてしまうからです。

ガクチカには、自分が努力したエピソードを選び、
自分が努力したことが分かるように書く

ことが大切です。

この記事のまとめ

自分の書いたガクチカのチェックポイント②③
●書かれている行動は、具体的か?
●チームの努力ではなく、「自分の努力」が分かりやすく書かれているか?

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